コーディー・ウィルソン氏がディフェンス・ディストリビュテッドの代表を辞任 https://www.washingtontimes.com/news/2018/aug/29/cody-wilson-has-sold-thousands-of-3d-gun-blueprint/

世界初の3Dプリント銃「リベレーター(解放者)」を製造し、現在も3Dプリント銃のデジタルファイルをネットで販売しているコーディー・ウィルソン氏が、自ら代表を務めていたディフェンス・ディストリビュテッドの代表を辞任した。

米テキサス州の報道機関によると、ウィルソン氏は16歳の少女に500ドルの現金を渡してみだらな行為をしたとして、未成年者に対する性攻撃の罪で地元警察に逮捕されたという。同氏は旅行先の台湾で逮捕され、アメリアへ送還されていた。

ウィルソン氏の逮捕を受け、ディフェンス・ディストリビュテッドの公式ホームページは、ウィルソン氏が「個人的な事情」を理由に同社代表を辞任したと伝えている。後任には同社事業開発担当役員のパロマ・ハインドーフ氏が就任するとしている。

ウィルソン氏は3Dプリント銃のデジタルファイルの公開をめぐり、これまで長らく米国国務省と対立してきた。同氏と国務省とは今日までに和解し、同氏は今年8月から3Dモデルの公開を再開していた。一方で、これまでにワシントン州などの全米19の州で3Dモデルの公開を禁止する命令が出されている。

3Dプリント銃のデジタルファイル公開をめぐっては、アメリカ国内でも賛否両論の議論が繰り広げられている。3Dプリント銃は金属探知機での探知が困難なことから、治安上の理由から規制を求める声が少なからず出てきている。