http://www.3ders.org/articles/20180924-airbus-helicopters-adopts-3d-printing-for-serial-production-of-a350-parts.html
エアバス・ヘリコプターがエアバスA350用部品を3Dプリンターで製造し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。
エアバス・ヘリコプターが製造しているのはラッチシャフトと呼ばれるドア用部品。EOSのM400-4 3Dプリンターを使い、チタン合金製の部品を一度に28点製造しているという。エアバス・ヘリコプターによると、3Dプリンターを使うことで従来の製造方法よりも25%低コストで、より迅速に製造することが可能になったという。
エアバスA350一機には16点のラッチシャフトが使われているが、3Dプリンターによる製造で45%軽量化できたため、全体で4㎏の重量が軽減できたという。
エアバス・ヘリコプターでは、3Dプリンターによる製造をフル稼働させた場合、年間で2,200点のラッチシャフトが製造できるとしている。
エアバス・ヘリコプターのルイス・マーティン・ディアス工業サービスセンター長は、「部品などの製造の初期の段階から3Dプリンターを活用することで、モノづくりがより簡単に、より高いコスト効率が見込めるようになります。航空機の場合、重量を減らすことが重要になります。エアバスでは、ヘリコプターのパーツも3Dプリンターで製造することを計画しています」とコメントしている。