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オランダ鉄道が鉄道車両の交換部品を3Dプリンターで製造しているとして話題になっている。これまでに20点の交換部品が3Dプリンターで製造され、年内に50点の部品がさらに製造されるという。
オランダ鉄道の関係者によると、交換部品を3Dプリンターで製造することで、従来の方法よりも安く、より迅速に製造することが可能になったという。
交換部品の製造自体は、提携している外部の3Dプリンティング・サービスビューローのダイアマックス社が行っている。ダイアマッックス社は、主にプラスチックとメタルパウダーを素材に各種の部品を製造している。なお、同社が使用している3Dプリンターの種類などについては明らかにされていない。
鉄道車両の交換部品を3Dプリンターで製造する機運は世界中で高まっている。ドイツ鉄道がすでに3Dプリンターで各種の部品を製造している他、シンガポール陸上交通省も、地下鉄などの各種の鉄道車両用部品を3Dプリンターで製造している。
オランダ鉄道は1938年設立の、旧オランダ国鉄の事業を承継した全国的な鉄道事業者。オランダ全土に2800キロメートルにわたる鉄道網を有し、オランダ四大都市を中心に鉄道事業を展開している。