https://all3dp.com/4/kw-heritage-3d-prints-obsolete-alfa-romeo-tipo-engine-cover-ready-goodwood-revival/
イギリスのエンジニアリング企業がクラシックレースカーのエンジンカバーを3Dプリンターで製造し、3Dプリンターコミュニティの話題になっている。
エンジンカバーを製造したのはイギリスのノーザンプトンシャーに拠点を置くKWヘリテッジ社。アルファロメオのTipo33/3レースカーのエンジンカバーを3Dスキャナーと3Dプリンターで製造した。アルファロメオのTipo33/3レースカーはわずか12台しか製造されていない極めて希少なレアカーで、スティーブ・マックイーンが主演した映画「ル・マン」にも登場している。
1971年に製造されたTipo33/3レースカーは、エンジンカバーを含めた主要パーツの供給がこれまでに停止されている。
エンジンカバーは既存のものを3Dスキャナーでスキャンし、CADで修正を施して3Dプリンターで製造された。素材には高強度のハイパフォーマンス・サーモプラスチックが使われている。
エンジンカバーを搭載したTipo33/3レースカーは、今月7日から9日までの三日間イギリスのチチェスターで開催されるクラッシックカーの展示会「グッドウッド・リバイバル」に展示される予定。また、開催期間中KWヘリテッジによるオンサイト・デモンストレーションも実施される。