チャック・シュマー米上院議員が3Dプリント銃の3Dモデルの公開に懸念を表明 https://civil.services/us-senate/new-york/senator/charles-schumer

チャック・シュマー米上院議員(ニューヨーク選出・民主党)が、3Dプリント銃の3Dモデルの公開に懸念を表明している。先週開かれたプレスカンファレンスで表明したもので、先週発表されたコーディー・ウィルソン氏と米国務省による和解案に懸念を示している。

コーディー・ウィルソン氏は、2013年に世界初の3Dプリント銃「リベレーター(解放者)」の3Dモデルをインターネットに公開、瞬く間に世界中に拡散させた。その後、米国務省がウィルソン氏に3Dモデルをインターネットから削除するよう要請し、両者の間で争いになっていた。今回の両者の和解により、ウィルソン氏は早ければ来月8月にも3Dプリント銃の3Dモデルの公開を再開するとしている。

シュマー米上院議員は、「3Dプリント銃の3Dモデルが公開されることで、自宅に3Dプリンターがあれば、だれでもAR-15やAR-10といった非常に危険な半自動小銃を作る事が可能になってしまう」と、その危険性を指摘している。また、議員は3Dプリンター銃がプラスチックで作られることから、一般的な金属探知機で探知できないことの危険性についても懸念を表明している。

コーディー・ウィルソン氏による3Dプリント銃の3Dモデル公開は、アメリカ以外の国においても関心を呼び、世界的な議論を引き起こしている。