Googleが非営利団体と共同でオープンヘリッテッジプロジェクトを開始 https://www.cnews.cz/google-arts-culture-cyark-3d-model

Googleが非営利団体のCyArkと共同で、オープンヘリッテッジプロジェクトを開始する。オープンヘリッテッジプロジェクトは、世界中の考古学資産の3Dモデルをライブラリ化するプロジェクト。

Googleは既に、イタリアのポンペイ遺跡やシリアのアル・アゼム宮殿などを含む世界の26の史跡の3Dイメージを確保しているという。なお、世界中の史跡の多くは劣化が進み、地震などにより倒壊や損傷の恐れがあるという。

3Dモデルは、CyArkが開発したLidarレーザースキャナーでキャプチャリングする。ライブラリに登録された3Dモデルは一般に公開され、データをダウンロードする事が出来る。ダウンロードした3Dモデルは、一般的な3Dプリンターで出力する事も出来る。

CyArKのジョン・リステヴスキ会長兼CEOは、3Dモデルをバーチャルリアリティ技術と組み合わせ、史跡のバーチャルツアーなどに利用する事などを想定しているという。

CyArkはイラクのモスル出身のベン・カシラ氏が立ち上げた非営利団体。カシラ氏は、タリバンがアフガニスタンのバーミアン遺跡の仏像を破壊する映像を見て衝撃を受け、CyArkの立ち上げを決意したという。