https://www.tctmagazine.com/3d-printing-news/dyze-design-tungsten-carbide-nozzles-desktop-fdm/
カナダのモントリオールに拠点を置くDyzeデザインが、タングステンカーバイド製3Dプリンターノズルの製造を計画している。同社はまもなくキックスターターのキャンペーンを開始し、製造用資金を調達するとしている。
タングステンカーバイドはセラミック系素材で高い硬度を持つ。一般的には鉄の切断や炭鉱用クラッシュデバイスなどの用途で使われる。高い硬度に加え、タングステンカーバイドは高い抗摩耗性と熱伝導性を持つ特徴もある。
ノズルの試作を行ったDyzeデザインによると、出力結果は非常に良好で、「どれだけ長く使おうが、どれだけハードに使おうが、すべて同じクオリティの出力結果が得られた」としている。また、真鍮製のノズルと出力結果を比較したところ、より良好な結果が得られたという。
ノズルは一般的なFDM方式の3Dプリンターであれば装着可能。Dyzeデザインではこれまでにウルチメーカー3、Raise3D、Prusa3Dプリンター、メーカーボットシリーズ、Robo3Dプリンターなどとの互換性を確認したとしている。
キックスターターキャンペーンは現在のところ3月初旬の開始が予定されている。販売価格などについては明らかにされていない。