http://fortune.com/2018/01/03/chocolate-2050/
オランダのチョコレートショップがチョコレートの包装機械の部品作りに3Dプリンターを活用し、話題になっている。
オランダのロッテルダムに拠点を置くチョコレート・ファクトリーは最近チョコレートの包装機械の消耗部品の製造に3Dプリンターを活用し始めた。その結果、機械のダウンタイム(不稼働時間)が減少し、全体の生産性が60%程度向上したという。チョコレートそのものを3Dプリンターで製造する機運は世界中で高まっているが、チョコレートそのものではなく、チョコレートの製造工程に3Dプリンターを活用し、生産性を高めているケースは珍しい。
消耗部品の製造はオランダのサービスビューローのビジュアル・ファーストが行っている。3Dプリンターはストラタシスのマシンが、素材はストラタシスのナイロン12CFカーボンファイバー・サーモプラスチック素材が使われているという。ナイロン12CFカーボンファイバー・サーモプラスチック素材は高い強度と耐熱性を持つのが特徴。
チョコレートそのものを製造するチョコレート3Dプリンターは現時点までに普及の兆しを見せていないが、チョコレートづくりの現場では、各種の製造工程で使われる部品製造という目的で3Dプリンターの普及が進みそうだ。