http://www.3ders.org/articles/20180118-3d-printing-helps-french-aircraft-maker-latecoere-cut-lead-times-by-95-percent-and-reduce-costs.html
フランスの航空機用部品メーカーのラテコエールが、航空機用部品の製造にが3Dプリンターを導入してリードタイムの95%削減に成功した。従来の製法からストラタシスの3Dプリンターによる製造に切り替えたところ、従来6週間かかっていた製造時間がわずか2日に短縮されたという。リードタイムの削減と同時に製造コストも40%削減出来たという。
「これまではシートメタルを素材に部品を製造してきましたが、ストラタシスのFORTUS450MCを使い、リードタイムを95%削減出来ました」とラテコエールのアディティブ・マニュファクチャリング担当マネージャーのサイモン・リウ氏はコメントしている。
同社はエアバスA380用のカメラケースを製造しているが、3Dプリンターによる製造に切り替えたところ、アルミニウム製の従来製品よりも50%軽量化出来たという。
ストラタシスは近年航空宇宙の領域へのコミットメントを強化している。ストラタシスはエアバスと2013年から協働していて、最近までにエアバスの最新シリーズのエアバスA350XWB用の部品1,000点を3Dプリンターで製造するようになっている。
航空宇宙の分野は3Dプリンターが得意とするオンデマンド・マニュファクチャリング、ローボリューム・マニュファクチャリングがフィットする領域とされていて、今後も3Dプリンターの導入がさらに進むと予想されている。