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アラブ首長国連邦のドバイに拠点を置く航空会社のエミレーツ航空が、エミレーツ航空がSLS3Dプリンターで航空機キャビン用パーツを製造し、話題になっている。
製造されたパーツはビデオモニターの本体で、スリーディーシステムズのDuraformProX FR1200を素材にしている。低い引火性が特徴で、耐久性に優れ、従来の方式やFDM方式の3Dプリンターによる製造よりも9から13%程度軽く作れるという。
軽量で耐久性が高いパーツを製造する事には航空機の燃料コストを下げるなど、大きなコスト削減効果がある。また、パーツが必要になった時に3Dプリンターでオンデマンドでその都度製造する事で、スペアパーツを在庫しておく必要もなくなり、在庫コストを大幅に削減する事が出来る。
「過去二年間において、エミレーツの技術チームは航空機キャビン用パーツ製造を3Dプリンターで製造するために積極的にチャレンジをしてきました。この技術は航空機の運用効率と生産性を高めるために使えます」とエミレーツ航空のエンジニアリングサポートサービス担当副社長のアーメッド・サファ氏はコメントしている。
エミレーツ航空は1985年設立、78か国172都市を結ぶ路線で運行する世界4位の規模を誇る航空会社。積極的に最新機材の導入を行っており、超大型旅客機エアバスA380を大量発注して話題になった。