デンマークのコペンハーゲンで3Dプリントオフィス・ホテルを建設へ http://www.3ders.org/articles/20170907-3d-printed-concrete-office-hotel-coming-to-copenhagen.html

デンマークのコペンハーゲンで3Dプリントオフィス・ホテルの建設プロジェクトが立ち上がり、地元の話題になっている。

デンマークの3Dプリンティング企業3D Printhusetが立ち上げたプロジェクトは、コンクリートベースの建設3Dプリンターを使って50平方メート規模のオフィス・ホテルを建設するというもの。建設基準法などに準拠したヨーロッパ初の3Dプリント建築物になるとしている。

EUでは建設基準法が厳しく、これまでに建設3Dプリンターが使われたのは、一部の建設業者が試験的に行ったケースに限定されていた。

3D Printhusetの建設3Dプリンターは造形サイズ8 x 8 x 6メートルで、分速2.5メートルのスピードでプリントする。積層レイヤーは20ミリメートルで、50-70ミリメートルの幅でのプリントが可能。

コペンハーゲンの現地では、9月11日にプロジェクトのオープニングセレモニーが執り行われ、本プロジェクトが正式に始まる。

建設3Dプリンターを導入する機運は世界的に高まっている。これまでに中国、UAE、ロシアなどで建設3Dプリンターを使ったケースが確認されている他、アメリカなどでも商業建設3Dプリンターの開発プロジェクトが立ち上がっている。