http://www.avnetwork.com/article.aspx?articleid=124472
アメリカの3Dプリンター管理ソフトメーカーのシンプリファイ3Dが、バージョン4.0をリリースした。昨年バージョン3.1をリリースした一年後のメジャーバージョンアップとなる。
バージョン4.0では新たに変数設定ウィザードが追加された。変数設定ウィザードは造形物の部分ごとに個別の設定をさせる機能。例えば、強度が必要な部分では強度やウェイトを増やし、強度が必要な部分では逆に軽くするといった設定が可能。この機能により強度が必要ない部分の設定を軽くしてプリント時間を短縮する事が可能になった。
また、ノズルの大きさに関係なく、送出するフィラメントの量を調整して微細な造形を可能にする機能も追加された。
さらにラフトやサポートの機能も強化され、より複雑な造形が可能になった。また、造形物本体の近くにだけ水溶性のサポートを使い、価格の高い水溶性サポートの使用量を下げる事でプリント全体にかかるコスト削減が可能になった。
プリントプレビュー機能も改善され、キーボードスクロールやポジション確認などが行えるようになった。
シンプリファイ3Dは米オハイオ州に拠点を置く2013年設立のベンチャー企業。「シンプリファイ3D」はリリース直後から世界中の3Dプリンターコミュニティに支持され、今日までに相当数が出荷されているものと見られる。日本では3Dプリンターメーカーのニンジャボットが販売代理店になっている。