ミズーリ・サザン・ステート大学が、プレシジョン・ヘルス(Precision Health)用3Dプリンティングセンターを開設して話題になっている。
アメリカ現地時間の2025年5月9日にオープンした3Dプリンティングセンターは同大学キャンパス内に設置され、パーソナライズ・ヘルスケアなどの最先端プレシジョン・ヘルスの研究開発施設として機能する。
センターの責任者で同大学ライフサイエンス学部長のクリスタル・レモンズ博士は、「このセンターでは、医療技術の開発、教育、リサーチ、そして医療業界全体のためのプレシジョン・ヘルスの新たな機会を提供します。テクノロジーのインパクトは膨大で、センターが今後進化を続けてゆくことを期待しています」と説明している。
プレシジョンヘルスとは、患者の遺伝子情報や生活習慣、環境要因などを踏まえて、最適な治療や予防戦略を決定する医療アプローチ。パーソナライズ・ヘルスケアなどのカスタム医療などが代表例として挙げられる。
ミズーリ・サザン・ステート大学は、1937年設立のミズーリ州に位置する総合大学。国際的な視野に立ち、リベラルアーツ教育を基盤とした幅広い専門分野の教育を行っている。