CNNがフェイクミートの過剰摂取が心臓病などのリスクを増加と報道

CNNが、3Dプリント肉などのフェイクミートの過剰摂取が心臓病などのリスクを増加させると報道して話題になっている。CNNはイギリスのバーミンガム大学アストン医学部教授のデュアン・メラー氏のインタビューから「本物の肉が含まれていないいわゆるフェイクミートのほとんどはウルトラプロセス・フード(UPFs)であり、健康リスクの可能性を免れません。多くの食品は動物性脂肪などの食材を原料にしていませんが、ほとんどがUPFsに分類されています」というコメントを紹介している。

また、ブラジル・サンパウロ大学の栄養健康リサーチセンターのレナタ・レビー氏のインタビューも紹介し、「植物由来食品を摂取することは健康上のベネフィットが多いと思われていますが、実際にはリスクになることもあります。それらの食品がUPFsとして工場で加工される際にどの程度食品添加物などが使われたか、チェックする必要があります」とのコメントも紹介している。

3Dプリント肉などのフェイクミートは、原料の多くを大豆や米などの植物由来食品に依存している。一方で、フェイクミートを作り上げるまでの工程で食品添加物や保存料などの化学物質が使用されているケースが多く、その健康への影響が指摘されている。