アメリカの大手3Dプリンターメーカースリーディーシステムズと、スイスの歯科医療用3Dプリンター用素材メーカーのサレムコ・デンタルが、戦略パートナーシップ契約を締結した。発表によると、サレムコ・デンタルはスリーディーシステムズのNextDent5100歯科医療用3Dプリンター用に、光硬化樹脂Crowntecを供給する。
Crowntecはサレムコ・デンタルが開発した生分解性合成樹脂で、クラウン、インレイ、アウトレイ、入歯などの製造に使われる。
スリーディーシステムズの歯科医療担当副社長兼ジェネラルマネージャーのステフ・ヴァネステ氏は、「我々のゴールは、歯科医療のプロフェッショナルにより効率的になっていただき、患者さんに対するサービスの質を高めていただくことです。スリーディーシステムズはこれまでに、歯科医療用素材開発を含めて歯科医療用3Dプリンターの世界をリードしてきました。サレムコ・デンタルとのパートナーシップにより、今後も現場のニーズに応じた歯科医療用素材の開発を強化してゆきます」とコメントしている。
サレムコ・デンタルは1987年設立。スイスのラインバレーに拠点を置き、各種の歯科医療用光硬化樹脂などを製造している。