ストラタシス・ディレクト・マニュファクチャリングが医療3Dプリントセンターを開設

アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシス傘下の3Dプリンティングサービスビューローのストラタシス・ディレクト・マニュファクチャリングが、医療3Dプリントセンターを開設した。ミネソタ州エデン・プレーリーにあるポリジェットデザイン・アンド・プリントセンターに増設されたもので、医療機関を対象にアナトミカルモデリング、フルサービス・モデルデザイン、デザイントランスファー、プロセスバリュエーションなどのサービスを提供する。アナトミカルモデリングにはストラタシスのJ750デジタル・アナトミープリンターが使われる。

ストラタシス・ディレクト・マニュファクチャリングによると、センター開設から最初の13週間で、全米各地の医療機関の依頼で1000点以上の臓器モデルをプリントしたという。J750デジタル・アナトミープリンターの稼働時間は、週120時間以上に達している。臓器モデルは医師の術前トレーニングや、医療機器の新製品開発などに使われているという。

医療の現場で3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まっている。ストラタシスのライバル企業のスリーディーシステムズやHPも、医療分野でのプレゼンス拡大に鎬を削っている。