アメリカの工業系業界団体のアメリカ・メイクスが、北東オハイオ・ガールスカウト(GSNEO)と共同でSTEM(科学、技術、エンジニアリング、数学)教育プログラムを提供する。発表によると、プログラムはアディティブ・マニュファクチャリング関連のスキルを教育するもので、最終的にはアメリカ全国のガールスカウトのメンバー250万人に提供することを目指すとしている。
アメリカ・メイクスの教育・ワークフォース担当ディレクターのジョッシュ・クレイマー氏は、「オハイオ州からの資金援助もあり、アディティブ・マニュファクチャリング教育におけるGSNEOとの戦略的パートナーシップを組むことができました。ガールスカウトはSTEM領域における教育プログラムに大きな関心を持っており、一方で、アディティブ・マニュファクチャリング業界における女性プロフェッショナルは、全体のわずか15%しかおりません。今回提供するプログラムは、業界における偏りの是正を目指すもので、義務教育課程にある女子生徒達にプロとしてのスキルを身に着けてもらうためのものです」とコメントしている。
アメリカ・メイクスは、先日オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーと共同で、女子学生を対象とした別の教育プログラムを提供すると発表している。