米カリフォルニア州に拠点を置く歯科矯正用アライナー製造大手のアライン・テクノロジーが、ドイツのCADソフトウェアメーカーのEXOCADを買収する。買収価格は3億7600万ユーロ(約451億2千万円)で、投資ファンドのカーライル・グループから株式の大半を譲り受ける。EXOCADの買収により、アライン・テクノロジーは歯科医師用アライナーデザイン・プラットフォームをさらに強化することになる。
カーライル・グループのソーステン・ディッペル・マネージングディレクターは、「我々は、EXOCADと、特に同社の創業者と、極めてファンタスティックな関係を築いてきました。我々が同社へ投資してから今日までの同社の働きは素晴らしいものでした。今回のアライン・テクノロジーによる買収は、EXOCADの将来のポジションをさらに高めることになるでしょう。EXOCADのチーム全員の成功を確信しています」とコメントしている。
アライン・テクノロジーのジョー・ホーガン社長兼CEOは、「EXOCADのテクノロジーは、アライン・テクノロジーのデジタルプラットフォームをさらに強化するでしょう。特にエンドトゥエンドの包括的歯科医療分野におけるインビザライン治療を、より洗練させることになると確信しています」とコメントしている。
アライン・テクノロジーは、SLA3Dプリンターを使った歯科矯正用アライナー製造大手。世界で初めて3Dプリンターでアライナーを製造し、今日までに全世界で3千万人のユーザーを抱えるまでに成長している。