ハンガリーの3Dプリンターメーカーがイギリスにマニュファクチャリングセンターを開設

ハンガリーの3Dプリンターメーカーのクラフトボットが、イギリスのコーンウォールにマニュファクチャリングセンターを開設した。マニュファクチャリングセンターでは15台の3Dプリンターを稼働させ、新型コロナウィルス対策用PPE(Personal Protective aEquipment)などを製造する。

クラフトボットのジョン・カシス副社長は、「(コーンウォールの)コミュニティをサポートできることを誇りに思います。医療の最前線で働く人達を守り、PPEを製造する小さな製造拠点となれれば幸いです」とコメントしている。

新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が続く中、クラフトボットはこれまでに6千個のフェイスシールドをアメリカ、カナダ、ドイツ、ハンガリーの医療機関へ提供してきている。

医療機関におけるPPEの不足を補うため、多くの3DプリンターメーカーがPPEの製造に乗り出している。3Dプリンターメーカーが、自国以外の国にマニュファクチャリングセンターを開設し、PPEの製造を行うのは珍しい。

クラフトボットは2014年設立。ハンガリーのブダペストに拠点を置き、主に北米市場と欧州市場でクラフトボット3Dプリンターを販売している。同社はこれまでに、1万台のクラフトボット3Dプリンターを販売したとしている。