http://news.mit.edu/2018/ingestible-pill-controlled-wirelessly-bluetooth-1213
マサチューセッツ工科大学の研究チームらがコントローラブル錠剤を3Dプリンターで製造したとして話題になっている。
製造に成功したのはマサチューセッツ工科大学、テクノロジー開発企業のドレイパー、ブリガム・アンド・ウイメンズ病院の合同研究チーム。ブルートゥース・ワイヤレス技術を用い、投薬された患者の体内の適切な場所で適切な量の薬剤をデリバリーするという。また、薬剤は患者一人ひとりに合わせてカスタマイズ製造されるという。なお、コントローラブル錠剤はフレキシブルポリマーを素材にしている。
コントローラブル錠剤は胃の中に1か月程度常駐し、患者のスマートフォンからリモートコントロールする。特に長期の治療が必要な患者に適切な量の薬剤を投与することが可能になるとしている。
研究チームは、コントローラブル錠剤は投与された体内で患者の感染状態やアレルギー反応などを検知し、適切な処置を施すことも可能だとしている。また、ウェアラブルデバイスと通信し、患者のかかりつけ医のスマートフォンにデータを送信することも可能だとしている。
コントローラブル錠剤は水溶性カプセルに入れて投与され、胃の中でカプセルが解けると自動的にアームを伸張させ、動作を開始するという。