https://investorshub.advfn.com/Organovo-Holdings-Inc-ONVO-24388/
米カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置くバイオ3Dプリンターメーカーのオーガノボが、2018年度第一四半期決算を発表した。
発表によると同期間中の売上は100万ドル(約1億1千万円)で、対前年同期比で11%増加した。経常収支は1010万ドル(約11億1100万円)の赤字で、前年同期の880万ドルの赤字からさらに増加した。EBITDAも750万ドルの赤字だった。
決算発表に際し、オーガノボのテイラー・クラウチCEOは、「新規売上とリピート売上の健全なバランスが保てている。細胞リサーチサービスの売上の70%は既存客から来ている」とコメントしている。
クラウチCEOはさらに、同社のバイオプリント肝細胞は動物試験で移植後90日間正常に機能しており、各種の臨床試験に耐えうるレベルに達しているとしている。
第一四半期決算修了時のオーガノボの現金保有額は5500万ドル(約60億5千万円)。創業以来営業赤字を続けている同社のオペレーションは、同社が保有するキャッシュが枯渇するまでの時間との闘いになっている。
同社では2018年度通年の売上を600万ドル(約6億6千万円)から850万ドル(9億3500万円)、EBITDAを2900万ドル(約31億9千万円)から3100万ドル(約34億1千万円)の赤字と予想している。