https://www.collplant.com/products/pipeline/bioink/
イスラエルの再生医療企業のCollPlantが、細胞組織・臓器製造用3Dバイオインクの特許を申請していたことがわかった。
特許はアメリカで申請されたもので、CollPlantが開発したrhコラーゲン技術がベースとなっている。細胞組織の修復アプリケーションなどでの利用が想定されているという。
CollPlantは他の3Dバイオプリンティング企業にも呼びかけ、同社のバイオインクの利用を促すとしている。
提出された申請書類によると、CollPlantが開発した遺伝子組み換えヒトコラーゲンバイオインクは、3Dバイオプリンティング用のビルディングブロックの製造に適しているとしている。
同社のバイオインクはまた、タンパク質やポリマーなどと合成する事も可能で、3Dバイオプリンターメーカー各社の様々なニーズや用途に合わせて使う事が可能という。
同社は昨年、イスラエル経済省から140万ドル(約1億5400万円)の研究助成金を獲得しており、3Dバイオプリンターやバイオインクの研究開発を行ってきていた。
CollPlantは3Dバイオプリンター用バイオインクの製造の他、負傷ケア(wound care)の領域でも事業を展開している。