3Dプリンティング用素材市場が2024年に39億ドル規模へ拡大

全世界の3Dプリンティング用素材市場が、今年2024年に39億ドル(約6045億円)規模へ拡大すると見通したレポートが発表された。アディティブ・マニュファクチャリング業界に特化した市場調査会社アディティブ・マニュファクチャリング・リサーチがまとめたレポートによると、全世界の3Dプリンティング用素材市場は2021年から急激な成長を見せ始め、年率平均18.95%の成長率で成長した結果、2024年に同規模へ到達したとしている。

2021年時点での素材別内訳では、ポリマー系素材16億ドル(約2480億円)、メタルパウダー系素材4億9540万ドル(約767億8700万円)となっている。

3Dプリンティング用素材市場拡大の背景について、同レポートは3Dプリンティングを筆頭とするアディティブ・マニュファクチャリングテクノロジーの世界規模での普及や、エンドパーツなどのアディティブ・マニュファクチャリングによる製造スケールの拡大、ポリマー系素材などの選択肢の拡大などが成長ドライバーとして存在していると推測している。

同レポートはまた、アディティブ・マニュファクチャリングテクノロジーは今後、個人事業家を含むスモールビジネスによる導入が進み、ニュービジネスの誕生と3Dプリンティング市場のさらなる拡大を促すとしている。