旭化成の米国関連法人が高機能3Dプリンティングフィラメントの販売を開始

旭化成の米国関連法人が、高機能3Dプリンティングフィラメントの販売を開始する。化学メーカー大手旭化成の米国関連法人旭化成プラスチックスノースアメリカ(Asahi Kasei Plastics North America, Inc.)は、「Xyron」(ザイロン)と名付けられたポニフェニレン系ポリマーフィラメントを販売する。

旭化成プラスチックスノースアメリカは、フロリダ州オーランドで2024年5月6日から10日まで開催されるプラスチック産業見本市「NPE2024」でXyronを公開する予定。

ポニフェニレン系ポリマーはABSやUltemなどの樹脂系素材の代替品として利用でき、耐熱性・難燃性・絶縁性・寸法安定性・低吸水性に優れているという特徴がある。また、比重が小さいエンジニアリングプラスチックで、非晶性の熱可塑性樹脂でもある。

旭化成は、原料からPPEを生産し、各種樹脂 (ポリスチレン:PS、ナイロン:PA、ポリプロピレン:PP、ポリフェニレンサルファイド:PPS、ポリフタルアミド:PPA等) とコンパウンドしたポリマーアロイをラインナップしている。各アロイ毎に各種グレードを用意し、変性PPE樹脂のアジアNo.1メーカーとして幅広いニーズに対応している。