Robozeが「サーキュラーエコノミープログラム」を2022年1月から開始

イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが、「サーキュラーエコノミープログラム」を2022年1月から開始する。「サーキュラーエコノミープログラム」はRobozeのユーザーを対象としたもので、Robozeのユーザーから3Dプリンター用廃材や不要になった3DプリントパーツをRobozeが回収し、あらたに「サーキュラーフィラメント」としてリサイクルするもの。「サーキュラーフィラメント」は、Robozeの通常のフィラメントよりも低価格で販売されるという。

Robozeの創業者でCEOのアレッシオ・ロルッソ氏は、「Robozeは、あらゆるコストと努力をもってサプライチェーン全体のマネジメントを再構築します。3Dプリンティング技術はCO2排出問題に対するソルーションのひとつであり、物流を削減し、ジャストインタイムでオンデマンドのモノづくりを可能にします。一方で、我々はプラスチックゴミをむやみに増やそうとは考えていません。サーキュラーエコノミープログラムの実施により、ゼロウェイストの世界を実現し、今後もソルーションを提供してゆきます」とコメントしている。

Robozeは2013年設立、イタリアのバーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを中心にユーザーを増やしている。RobozeのARGO500 3Dプリンターは、500mm X 500mm X 500mm の造形サイズを持つFDM方式の3Dプリンターで、PEEK、ULTEM、AM9085F、カーボンPAなどのエンジニアリングポリマーを素材に造形出来る。