ストラタシス傘下の3Dプリンターメーカーのメーカーボット・インダストリーズが、METHOD素材開発プログラムを開始する。初期のプログラムパートナーとしてジャビル、KIMYA、ポリメーカー、三菱化学などが参加する。
METHOD素材開発プログラムは、メーカーボットのMETHOD3Dプリンターで使われる素材の品質を確認し、メーカーボットが認定する仕組み。素材をオープンにしてオプションを増やす一方、素材の一定の品質を確保する狙いがある。
メーカーボットのナダヴ・ゴシェンCEOは、「このプログラムにより、METHOD3Dプリンターで工業レベルの信頼性、精密性、そしてエンジニアリングパフォーマンスを確保することが可能になります。高額な3Dプリンターでなければ実現できなかった環境を、多くのエンジニアが確保できるでしょう」とコメントしている。
フランスのフィラメントメーカーのKIMYAは、ABSに30%のカーボンファイバーを混ぜた混合素材や、カーボンファイバー配合PETG素材などを供給する。中国のフィラメントメーカーのポリメーカーは、エンジニアリングプラスチックグレードのポリマックスPCや、高い強度と耐熱性をもつポリマックスPC-FRなどを供給する。日本の三菱化学も、バイオベースでBPAフリーの素材DURABIOを供給する。