ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSが、四種類のメタル3Dプリンター用新素材をリリースした。リリースしたのはステンレススチールCX、アルミニウムAIF357、チタニウムTi64グレード5、チタニウムTi64グレード23の四種類。
ステンレススチールCXは防錆性に優れた素材で、ツーリングアプリケーションの製造に特に適しているとしている。アルミニウムAlF357は軽量で、ステンレススチールCXと同様、は防錆性に優れているとしている。
チタニウムTi64グレード5とチタニウムTi64グレード23は、いずれも航空宇宙、自動車、医療の領域での製造に特化した素材。特にチタニウムTi64グレード23は生体適合性素材で、インプラントなどのバイオメディカル・アプリケーションの製造に使用できるとしている。
新素材のリリースについて、EOSの研究開発担当ディレクターのハンネス・ゴストナー氏は、「いずれの素材もすべて最適化された素材です。リプロデュース可能なハイクオリティなパーツの、競争可能なコストでの製造を可能にします。いずれもシリーズ・マニュファクチャリングにもっとも求められる要素を提供しています」とコメントしている。
EOSは1989年設立、アディティブ・マニュファクチャリングの世界におけるリーディングカンパニー。同社のメタル3Dプリンターは、航空宇宙、自動車などのモノづくりの領域で世界中で広く利用されている。