プルーサ・リサーチがインハウス・フィラメントの出荷を開始 http://www.3ders.org/articles/20180921-prusa-research-releases-in-house-made-prusament-3d-printing-filaments.html

チェコ共和国の3Dプリンターメーカーのプルーサ・リサーチが、インハウス・フィラメントの出荷を開始する。同社の新工場で製造されたもので、3Dプリンターメーカーが製造するインハウス・フィラメントとしては世界初になると見られる。

プルーサ・リサーチのジョセフ・プルーサCEOは、「多くの3Dプリンターメーカーは径誤差などのフィラメントの品質にあまり注意を払いません。我々はその状態から一歩先を行きたいと考えました。その結果、我々が製造するフィラメントの径誤差を±20μmにまで抑えることが可能になりました」とコメントしている。

多くの3Dプリンターメーカーが「純正」フィラメントを供給しているが、メーカー自身が内製するケースはこれまでなかった。一般的には外部のフィラメントメーカーに製造委託し、製造している。

プルーサ・リサーチのフィラメントは、現時点ではPLAフィラメントのみ供給される。色はシルバー、ギャラクシーブラック、リップスティックレッド、アジュールブルーから選択できる。価格は1スプール24.99ドル(約2,750円)。アメリカのAmazonなどで来月から販売される。プルーサ・リサーチではPLAフィラメントに加え、PETGフィラメントとASAフィラメントの供給も計画している。