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ドイツの大手化学企業のBASFが、3Dプリンタ-用素材メーカー二社を買収した。
BASFが買収したのはAdvanc3Dマテリアルズとセットアップ・パフォーマンスの二社。Advanc3Dマテリアルズはハノーバーに拠点を置き、SLS3Dプリンタ-用プラスチックパウダー素材を製造している。また、フランスのリオンに拠点を置くセットアップ・パフォーマンスは、Advanc3Dマテリアルズの提携製造業者として機能しているという。
両社ともにBASF傘下のBASFニュービジネスGmbHの100%子会社となる。買収金額や株式のバリュエーションなどの詳細は明らかにされていない。
BASFは昨年、別の3Dプリンタ-用素材メーカーのイノフィルを買収するなど、3Dプリンタ-用素材の領域でのドミナンスを広げている。
今回の買収について、BASFニュービジネスの製造技術担当副社長のディエトマー・ベンダー氏は、「(買収により)ノウハウ、インフラストラクチャー、最先端の素材を取得できたことは我々にとって最高の出来事でした。特に3Dプリンタ-用パウダーベース素材とフォーミュラの領域でリーディングカンパニーになるという我々の目標に、一歩近づけたと思います」とコメントしている。