https://3dprint.com/215302/voodoo-manufacturing-aceo/
ニューヨークに拠点を置く3DプリンティングサービスビューローのVoodooマニュファクチャリングが、新素材「PET-G」と「TPU」の提供を開始する。
Voodooマニュファクチャリングはサービスビューローとして着実に事業を拡大しているが、提供できる素材がPLAのみという制限があった。今回新機能性フィラメント2種類が加わる事で、ユーザーの選択肢は大きく増える事になる。
PET-G(ポリエステル・テレフタレート・グリコル)は食品安全性を持つ高機能性素材で、高い抗化学性と耐熱性を持つのが特徴。高度なメカニカル部品や医療機器の製造などに適している。
TPU(熱可塑性ポリウレタン)はウレタンゴム、ウレタン樹脂とも呼ばれ、ゴムのようにフレキシブルなのが特徴の高機能性素材。一定の温度まで加熱すると柔らかくなって特定の形状へ簡単に加工でき、冷えると固まるという性質を持つ。ブレイスやスマホケースの製造などに適しているとしている。
新素材の提供開始についてVoodooマニュファクチャリングのマックス・フライフィールドCEOは、「新素材の提供開始は、射出成型法によるモノづくりに対抗する強力な武器になります。特に完成品レベルのモノづくりをする上で有利になります」とコメントしている。
Voodooマニュファクチャリングは2015年設立。「迅速で手ごろな価格、スケーラブルな3Dプリンティングサービスを提供する」ことを目標に掲げている。