https://3dprintingindustry.com/crowdfunding/
ポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックスが、自社3Dプリンターをオープンフィラメント化する。
オープンフィラメントの対象となるのはゾートラックスM2003DプリンターシリーズとM3003Dプリンターシリーズ。いずれのシリーズもゾートラックスの純正フィラメント以外のフィラメントが利用可能となる。
ゾートラックスCEOラファル・トマシアク氏は、ゾートラックスのユーザーの、純正フィラメント以外のフィラメントを使いたいというニーズへ対応したとコメントしている。
ゾートラックスでは自社3Dプリンター管理ソフトZ-Suiteを3Dプリンターと共に供給しているが、Z-Suiteの対象フィラメントを純正フィラメント以外のフィラメントを追加することで実質的にオープンフィラメント化する。
3Dプリンターメーカーにおいては、使用出来るフィラメントを純正品に限定するクローズドフィラメント戦略を採るメーカーと、純正品に限定しないオープンフィラメント戦略を採る企業と二分されている。
ゾートラックスの今回の決断は、高機能、高品質化が進むフィラメント開発の世界的トレンドに合わせた戦略に基づくものとして、業界関係者の注目を集めている。