http://apis-cor.com/en/about/blog/geocement-new-generation-hightech-material
レンカの開発したグリーンセメントはフライアッシュなどの工業廃材を原料にしており、通常のセメントよりも10分の1の低エネルギー消費量で製造出来るという。グリーンセメントは最近世界的な普及が始まった建設3Dプリンターで使用されることを想定している。
レンカはロシアの実業家アンドレイ・ダドニコフ氏とイタリアの地質学者アレックス・レジアーニ氏が立ち上げた。ドバイ政府のベンチャー支援プログラム「ドバイ未来加速プログラム」の支援を受けている。
レンカは創業者の二人が昨年フランスで開発されたジオポリマー研究会議で偶然会った事から始まったという。現在までにレンカはドバイ市を始め、先日コンクリート製の3Dプリント住宅を24時間で建設したロシアのベンチャー企業エイピス・コアなどのユーザーを獲得している。
民間市場調査会社のトランスペアレンシー・マーケット・リサーチ社はグリーンセメント関連製品市場は2024年までに381億ドル(約4兆3千億円)に拡大するとしている。
レンカは事業の拡大へ向けて地元ドバイの複数の投資家と話し合いを開始しているという。