ドイツのベアリング・トライボプラスチック製造大手のイグアスが、高耐薬品性フィラメントC210をリリースする。
イグアスは2014年に世界初のトライボプラスチックフィラメントをリリースしているが、今回発売されるC210は同社の既存製品の50倍の耐薬品性を持つのが特徴。過酸化水素を含む多くの薬品への耐薬品性を持つという。
C210はまた高い耐熱性を持つのも特徴。長時間であれば摂氏100度、短時間では摂氏180度の温度に耐えられる。
C210は高い衛生基準が求められる医療や食品の現場で多用される事が期待されている。
トライボプラスチックはトライボロジーに基づいて最適化された複合材で、イグアスの製品の基礎となっている。