カナダの屋外イベントで3Dプリント偽造トークンが使用

カナダのバンクーバーで開催された屋外イベント「リブフェスト」(Ribfest)で、3Dプリンターで製造された偽造トークンが使用されたとしてニュースになっている。

カナダ現地メディアの報道によると、リブフェストで飲食物などを購入するために使われたトークンのうち、2000カナダドル(約20万円)相当が偽造されたトークンであることがわかったという。イベントの主催者は、犯人に繋がる情報の提供を呼びかけ、有力な情報提供者には懸賞を出すとアナウンスしている。

主催者によると、「リブフェスト」は毎年開催されており、毎年4万人もの来場者を迎えている。開催期間中に飲食物や土産物などの販売で最低10万カナダドル(約1000万円)程度の売買がトークンでなされているという。

地域を管轄するビクトリア警察はすでに捜査を開始している。担当捜査官のコナー・キング氏は、「我々のコミュニティにとってリブフェストがいかに大切なものであるかを考えると、残念な気持ちになります。出来る限り早急に犯人を逮捕したいと思います」と語っている。

カナダではトークンなどの偽造は詐欺罪に相当する。3Dプリンターなどでトークンを偽造した場合、懲役刑が課される可能性がある。