RAPID+TCT2022年展示会でウクライナ支援オークションが実施

今年2022年5月17日から19日までの三日間アメリカのミシガン州デトロイトで開催された大規模3Dプリンティング関連イベントのRAPID+TCT2022年展示会で、ウクライナ支援オークションが実施されて話題を集めた。

「サイレントオークション・フォー・ウクライナ」と名づけられたオークションには、2022年度ウォーラーズレポート、3ユアマインドの年間ライセンス、EOSが製造した3Dプリントバイオリン、Nexa3Dの最新3Dプリンターなどが出品された。オークションの主催者は、オークションで集めた費用は、すべてウクライナの教育施設の再建などに使われるとしている。

ウクライナを支援する機運はアディティブ・マニュファクチャリング業界でも高まっている。スペインの3DプリンターメーカーのBCN3Dがウクライナ軍を支援するために自社の3Dプリンターで止血帯を製造したほか、チェコ共和国の企業がウクライナ再建用コンクリート3Dプリンターを寄贈している。

RAPID+TCT展示会は、北米で開催される最大規模の3Dプリンティング関連イベント。3Dプリンティングに関する各種のセミナーのほか、3Dプリンターメーカー、素材メーカー、3Dプリンティングサービス企業などによる展示会が行われる。