イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが、同じくイタリアのオートバイメーカーのドゥカティのオフィシャルテクニカルパートナーに就任する。発表によると、Robozeは自社のハイパフォーマンスポリマー3Dプリンター「ARGO500」を使い、ドゥカティ・レノボ・レーシングチームに競技モーターバイク用スペアパーツの供給を行う。
Robozeのアレッシオ・ロルッソCEOは、「Robozeがドゥカティ・レノボ・レーシングチームのオフィシャルテクニカルパートナーに就任したことに非常に興奮しています。軽量で高い強度を持つスペアパーツを供給し、チームの成績がさらによくなることを革新しています」とコメントしている。
レーシングカーやレース用モーターバイクのスペアパーツを3Dプリンターで作る機運は世界的に高まっている。アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスも、インディカーレーシングシリーズに参戦しているチーム・ペンスキーのレーシングカーのスペアパーツを自社の3Dプリンターで製造している。
ドゥカティは1926年設立。イタリアのボローニャに拠点を置く老舗のオートバイメーカー。熱心なファンが多いことで知られ、日本でも多くのバイクマニアに愛好されている。