OLOののバッカーがOLO創業者フィリッポ・モローニの釈明メールを公開した。スマートフォンベースの3Dプリンター開発元OLO3Dは、先週キックスターターキャンペーンの中止を発表したが、中止の理由についてはキャンペーンのバッカーだけに公開されていた。釈明メールの概要は以下の通り。
「我々は新たな3Dプリンティングテクノロジーを五年前に開発し、チーム全員で製品化を目指してきました。幸いにも、全世界52カ国の人々から関心と経済的な援助をいただきました。我々はクレージーに働き、プロジェクトの実現に努力してきました。しかし、予期せぬ困難にぶつかり、不誠実なサプライヤーや身勝手なコンサルタントなどの影響もあり、他の多くの失敗したプロジェクトのように、いくつかの致命的なミスを犯してしまいました」
「私が犯した最大のミスは、アメリカで運用していたファンドの監理を、不適切な人物に任せてしまったことです。不透明な支出が認められ、我々は自らの資金を投じて対応しましたが、悪夢を回避して雇用を守ることができませんでした」
スマートフォンを光源に光造形プリンティングを行うというアイデアは世界中の3Dプリンターマニアを中心に支持され、全世界の16,180人のバッカーから2万3218ドル(約2億8839万円)もの資金を集めていた。しかし、当初の出荷予定日を過ぎても製品は出荷されず、その後数回出荷予定が発表されたが、現在に至るまで実現していない。