新型コロナウィルスの影響でアジアモールド・SIAF広州2020展示会が開催延期

新型コロナウィルスの影響で、アジアモールド・SIAF広州2020展示会が開催延期となった。当初は今月26日から28日までの三日間、中国広州で開催される予定だった。

アジアモールド・SIAF広州2020展示会は、東アジア最大の3Dプリンティング・アディティブ・マニュファクチャリング関連展示会とされ、例年多くのアディティブ・マニュファクチャリング関連企業が出展することで知られている。

アジアモールド・SIAF広州2020展示会の主催者は、「1月24日に出された広東省当局の通知に従い、新型コロナウィルスに接触する可能性がある大型の展示会の開催を延期することにしました。現時点では、新たな開催日程は明らかになっていませんが、詳細が決まり次第ご案内する予定です」とコメントしている。

新型コロナウィルスの影響により、今月19日から21日の日程で開催予定だった上海のTCTアジア2020展示会も開催延期に追い込まれている。

新型コロナウィルスは昨年12月頃より中国・湖北省武漢市で発生し、現在同市を中心に中国全土で流行が拡大している。過去に流行したSARSやMERSと同様、新型コロナウィルスは既知のウィルスと一致しない新型のコロナウィルスとされている。現時点での中国国内の患者数は4万人を超え、死者数は1340人に達している。日本でも、今日までに新型コロナウィルスによる初の死者が確認されている。