ビヨンド・ミートのジェヴィ・ルオ副社長兼監査役が辞任

アメリカの代替肉メーカー、ビヨンド・ミートのジェヴィ・ルオ副社長兼監査役が辞任した。2025年12月18日にビヨンド・ミートがSEC(米証券取引委員会)に提出した書類によると、ルオ氏は同日ビヨンド・ミートでの最後の勤務日を務め、12月23日をもって同社におけるすべての役職から退任する。

ビヨンド・ミートは、前月11月に内部監査と財務報告体制の強化を旨とする社内体制変更を発表したばかりだが、発表からわずか1ヶ月で同プロジェクトトップの辞任を迎える事態となった。なおルオ氏の後任には、現CFOのルビ・クトュア氏が就任する。

ビヨンド・ミートは資金繰りの悪化に直面している。クレディセイフの報道によると、今年2025年8月時点の同社が抱える返済期限超過債務は前年比で倍増し、平均延滞期間は12ヶ月を超えているという。

ビヨンド・ミートのネイサン・ブラウンCEOは、現時点の同社の資金繰り難を認めつつも、「2025年も終わりを迎えますが、これまでに三つの重要な改革のためのビルディングブロックを獲得することが出来ました。特に2027年に償還期限を迎える社債などの債務をリスケジュールできたことは大きかったです」とコメントしている。