オーストラリアの3Dプリンティングメタルパウダーメーカーの6Kアディティブが、オーストラリア証券取引所(ASX)へ上場した。IPO価格一株1ドルでの上場により、6Kアディティブは4800万オーストラリアドルの資金を確保した。IPO後の現時点で、6Kアディティブの株は0.75オーストラリアドルで取引されている。
6Kアディティブのフランク・ロバーツCEOは、「IPOにより、我々のビジョン実現とユニット経済のスケール化を実現することが出来ます。特に防衛、航空宇宙、エネルギー、医療のセクターのユーザーの多様なニーズに対応することが可能になります」とコメントしている。
6KアディティブのIPOは、同社が米国輸出入銀行からの低金利設備投資ローンの調達に成功した後に行われた。総額2340米ドル(約36億2700万円)のローンは、6Kアディティブのメタルパウダー製造インフラの拡充などに使われるとしている。
6Kアディティブは2019年設立の、米マサチューセッツ州バーゲッツタウンに拠点を置くメタルパウダーメーカー。ハイエンドメタル3Dプリンター用のチタンパウダー、ニッケルパウダー、タングステンパウダー、各種合金パウダーなどを製造している。

