アメリカの大手3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のストラタシスの株価が低迷している。2025年度第3四半期決算発表前に一株9.60台で取引されていたストラタシスの株価は、2025年度第3四半期決算の発表を受けて下落し、アメリカ現地時間の11月20日に8.20ドルまで下落した。その後やや持ち直し、本記事執筆時点の11月26日は8.64ドルまで戻している。
ストラタシスの株価は今年2025年10月20日に12.44ドルまで値上がりしたが、その後下落基調に転じ、一カ月間で34%下落した。2025年11月26日時点の同社の時価総額は7億3816万ドル(約1144億1480万円)となっている。
ストラタシスの2025年度第3四半期決算では、売上高1億3700万ドル(約212億3500万円)で、前年同期比で2.1%のマイナスとなっている。GAAP(米国標準会計基準)ベースの営業収支は2270万ドル(約35億1850万円)の赤字で、前年同期の2550万ドル(約39億5250万円)から微減となった。経常収支は5560万ドル(約86億1800万円)の赤字だった。
ある株式市場関係者は、ストラタシスの直近の業績が赤字基調であり、今後劇的に回復する兆しが見えないとして投資家の売りを誘っているとコメントしている。
ストラタシスは2025年度通年の売上高を5億5000万ドル(約852億5000万円)から5億6000万ドル(約868億円)程度と見込んでいる。

