ビヨンド・ミートが臨時株主総会を開催

アメリカの代替肉メーカーでNASDAQ上場のビヨンド・ミートが、現地時間の2025年11月19日木曜日に臨時株主総会を開催した。

臨時株主総会での重要議案のひとつは、発行済み株式数を現行の5億株から30億株に増加させる件。これにより、当初予定されていた転換社債からの普通株式への転換や、2018年度に制定された株式報酬(ストックオプション)の支払が認められた。

特に、2030年に償還期限を迎える7.00%転換優先担保付PIKトグル債の転換率を、元本1000ドルに対して572.7784株とするとし、1株あたりの転換価格を1.75ドルに設定した。

また、同社の普通株式の株式併合および発行可能株式数の比例的削減を可能にする議案も承認された。また、これらの変更を実施するための30の代替定款修正案も承認された。

臨時株主総会の開催と結果を受け、NASDAQで取引されている同社の株価は、翌日20日には一時1.02ドルに上昇したが、その後下げ基調に転じている。ビヨンド・ミートの株は、現地時間の2025年11月21日金曜日に一時0.82ドルに値を下げ、0.87ドルでその日の取引を終えた。ある市場関係者は、来週も引き続き同社の株価の下げ基調が続くと予想している。