Velo3Dが2025年度第3四半期決算を発表

アメリカの大型3DプリンターメーカーでNASDAQ上場のVelo3Dが、2025年度第3四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1360万ドル(約20億4000万円)で、前年同期比で65.8%の大幅なプラスとなった。システム本体とパーツの売上が堅調で、全体をけん引した形となった。

経常収支は1180万ドル(約17億7000万円)の赤字で、前年同期の2310万ドル(約34億6500万円)の赤字から縮小した。

Velo3Dのアルン・ジェルディCEOは、「当期においては、引き続きオペレーション効率化と持続的な成長の継続を進めてきました。ラピッドプロダクションサービス(RPS)への需要が旺盛で、期末時点の受注残は前四半期末から22%増加しています。その中にはアメリカ海軍のプログラムなども含まれています」と説明している。

Velo3Dは、今年2025年1月に米インディアナ州インディアナポリスに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング用メタルパウダーメーカーのアレイド・アディティブに買収され、同社傘下で経営再建を図っていた。同社は最近、QTCQXベスト・マーケットからNASDAQへ再上場を果たしている。