アメリカの大手デジタルマニュファクチャリングサービスビューローでニューヨーク証券取引所上場のプロトラブズが2025年度第3四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億3540万ドル(約203億1000万円)で、前年同期比で8%のプラスとなった。経常利益は720万ドル(約10億8000万円)で、前年同期比でほぼ横ばいだった。
事業セグメントではCNCマシニング部門の売上高が全体の45%程度を占め、前年同期比で18%近くのプラスとなった。特に航空宇宙、防衛、インダストリアルセクターからの需要拡大が結果に繋がった。射出成型部門の売上高も全体の35%程度に達し、前年同期比で14%のプラスとなった。3Dプリンティング部門は振るわず、前年同期比で15%のマイナスとなった。
プロトラブズのスレシュ・クリシャナCEOは、「プロトラブズは、重要なキーエンドマーケットでのパフォーマンスの結果、加速した成長と記録的な売上を達成することができました。契約単価も上昇し、結果については非常に満足しています。これから年度末にかけてさらにパフォーマンスは向上してゆくでしょう」とコメントしている。
プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置く手デジタルマニュファクチャリングサービスビューロー。アメリカをはじめ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スウェーデンでも事業を展開している。

