カラコルがテキサス州オースティンに北米拠点を開設

イタリアの大型3Dプリンターメーカーのカラコル(Caracol)が、テキサス州オースティンに北米拠点を開設した。広さ6000平方フィート(約557.4平方メートル)の大きさの北米拠点には、カラコルのUSヘッドクォーターが置かれるほか、アセンブリー工場や各種の試験設備などが設置される予定。

アセンブリー工場では、カラコルの主力製品のロボット型LFAMシステムを年間100台のペースで製造する予定。製品はアメリカ国内の航空宇宙、自動車、建設などのユーザーへ供給される。

カラコルの共同創業者でCEOのフランチェスコ・ド・ステファノ氏は、「カラコルは過去五年間で事業規模を年々倍増させてきました。我々の仕事は、3Dプリンターを現場に設置すれば終わりになるわけではありません。ユーザーが我々から購入していただいたプリンターが問題なく稼働して、ユーザーのアプリケーションを実現させて始めて終わりになります。この北米拠点は、そのための重要な拠点です」とコメントしている。

カラコルは、2016年設立のイタリアの大型ロボットアーム式3Dプリンターメーカー。同社の3Dプリンター「Heron AM」は最大4000 x 4000 x 3000 mmのサイズの造詣が可能な大型3Dプリンター。高性能ポリマーから複合材料、リサイクル材料などの様々なタイプの素材が利用出来る。