ビヨンド・ミートのブラウンCEOが経営破綻の噂を否定

ビヨンド・ミートのイーサン・ブラウンCEOが、現在流れているビヨンド・ミートの経営破綻の噂を否定した。アメリカの金融ウェブメディアのYahoo!ファイナンスのインタビューに答えたもので、ビヨンド・ミートが連邦破産法11条を申請して経営破綻するという噂について、「我々は経営破綻などしません。会社は現在収益性確保に向けた道筋を確保するために前進しているところです」とコメントし、噂を否定した。

ブラウン氏は、ビヨンド・ミートが2026年度中にEBITDA(利子、税、減価償却前利益)ベースで黒字転換することを目標に掲げているが、一部の市場関係者の間ではブラウン氏の目標達成は困難であるとする見方がされている。

会社としてのビヨンド・ミートも自社ホームページで、「我々は(連邦破産法11条を)申請してもいないし、申請する予定もありません」と、経営破綻の噂を否定している。

経営破綻の噂を否定するビヨンド・ミートだが、同社の財務内容は悪化し続けている。同社の直近の借入残高は11億ドル(約1617億円)に達し、多くが2027年から元金の償還期限を迎える。関係者は、借入金返済のための財源をビヨンド・ミートが確保できるかに注目している。