アメリカの代替肉メーカーのビヨンド・ミートが、社名と製品ブランド名を「ビヨンド」へ変更するとアメリカ現地メディアが伝えている。
アメリカの食品業界メディア「ファストカンパニー」のインタビューに対し、ビヨンド・ミートのイーサン・ブラウンCEOが答えたもので、新製品「ビヨンド・グラウンド」のリリースに合わせて「新製品のリリースは、牛肉、豚肉、鶏肉のいずれでもない、シンプルに「ビヨンド」の製品です。高品質の原料で作られた、エンドレスの可能性を持つプロダクトです。ブランド名もシンプルにして、消費者がクリエイティブに楽しんでいただけるようにしました」と説明している。
ビヨンド・ミートを巡っては、同社が連邦破産法11条を申請し、経営破綻するという噂が流れている。同社が今月発表した2025年度第2四半期決算では、売上高7500万ドル(約112億500万円)、経常赤字3300万ドル(約48億5100万円)を計上している。また、同社の直近の借入残高は11億ドル(約1617億円)に達し、償還財源がないとされている。
経営破綻の噂についてビヨンド・ミートは自社のウェブサイトで、「我々は(連邦破産法11条を)申請してもいないし、申請する予定もありません」とコメントし、完全に否定している。