Velo3DがNASDAQに上場

アメリカの大型3DプリンターメーカーでQTCQXベストマーケット上場のVelo3DがNASDAQへ上場する。アメリカ現地メディアの報道によると、Velo3Dは普通株583万3333株を一株3ドルで売出し、総額1750万ドル(約25億7250万円)の資金調達を目指しているとしている。

Velo3Dは、一年前に上場していたニューヨーク証券取引所での取引が停止され、上場廃止してQTCQXベストマーケットへ市場変更をしたばかりだった。その後、インディアナポリスに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング用メタルパウダーメーカーのアレイド・アディティブがVelo3Dの発行済み株式の95%を取得して子会社化していた。Velo3Dはその後、アレイド・アディティブ出身のアルン・ジェルディ氏がCEOに就任し、同氏指揮のもと経営再建を進めていた。

NASDAQでのVelo3D株の取引は現地時間の2025年8月19日より開始された。NASDAQでのティッカーシンボルは「VELO」となっている。

NASDAQへの上場後、Velo3Dの株は一時4.52ドルまで値上がりしたが、その後徐々に値を下げて3.16ドルで取引を終えた。取引終了時点の同社の時価総額は4445万ドル(約65億3415万円)となっている。