アメリカの代替肉メーカーのビヨンド・ミートが、米連邦破産法11条の申請を準備しているという噂を否定するコメントを発表した。メディアによる一連の報道を「まったく根拠のない誤った情報」であるとし、自らの経営破綻説を明確に否定した。
ビヨンド・ミートは自社ウェブサイトで、「我々は(連邦破産法11条を)申請してもいないし、申請する予定もありません」とコメントしている。
ビヨンド・ミートの経営破綻説は、同社が2025年度第2四半期決算を発表した直後に噂として流れ始めた。ビヨンド・ミートの2025年度第2四半期決算では、売上高7500万ドル(約112億500万円)、経常赤字3300万ドル(約48億5100万円)を計上していた。
連邦破産法11条の申請の報道を否定するビヨンド・ミートだが、同社の財務内容は悪化し続けている。同社の直近の借入残高は11億ドル(約1617億円)に達し、多くが2027年から元金の償還期限を迎える。ビヨンド・ミートは、オペレーションではポジティブなキャッシュフローを生み出せてなく、償還財源がないと指摘されている。
NASDAQで取引されている同社株は、本記事執筆時点(アメリカ現地時間2025年8月18日月曜日)一株2.53ドルで取引されている。