メリーランド州ガイザーズバーグに拠点を置く産業用マーケットプレース運営のXometryが2025年度第2四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上高は1億6300万ドル(約239億6100万円)で、前年同期比で23%のプラスとなった。主力事業のマーケットプレース事業の売上高が前年同期比で26%増加し、全体を牽引した。
調整後EBITDA(利子、税、減価償却前利益)は390万ドル(約5億7330万円)で、四半期ベースでは黒字を確保した。経常収支は2640万ドル(約38億8080万円)の赤字だった。
2025年度第2四半期決算についてXometryのランディ・アルシューラーCEOは、「(当四半期は)成長のための投資が芽を出すことを期待していたのですが、利益が期待していた以上に伸びませんでした。しかし、マーケットプレース事業は安定しており、前年同期比で26%のプラスとなっています。バイヤーのネットワークがサプライヤーと繋がり、事業機会を増加させたことが原因です」とコメントしている。
Xometryは2013年10月設立。3DプリンティングやCNCマシニングに特化したオンデマンド・マーケットプレースを運営しており、顧客にはBMW、GE、NASA、アメリカ陸軍などの大手ユーザーが名を連ねている。